AIが上司になる日

【AIマンガ】報連相②AI部長へご報告(聖徳太子編)/AI上司/AI Boss2

AIと共存する社会Society 5.0。オフィスでも共存が進み、AI上司への報告も、だんだん「違和感」が無くなってきました。

その上「AI部長」端末は複数あるため、部長の「空きスケジュール」を気にする必要がありません。慣れればいい事ばかり!? AI Bossシリーズ第2弾。

AI部長へご報告/聖徳太子編【AI Level1】


離れた場所で同時に報告しても、AI部長は話をきちんと聞いてくれます。最大の魅力は、どの部長も「同一人格」であるということ。クラウド上ですぐに話が共有されるため「俺は聞いてない!」という事態が起こりません。まるで聖徳太子のようAI部長。メリットしか感じない?

では次のお話。少々事情が込み合っています。一斉に報告すればこんな事も…

AI部長へご報告/聖徳太子編【AI Level2】





情報格差が露呈しています。このケースでは、3つの会場で同時報告したため、全ての情報が集まる「AI部長」と、断片的な情報しか持ち得ない「部下」との格差がその場で発生します。
※同時報告の「取り調べ」効果【プレゼン①俺の話を聞いておけ/AI Boss3

人間の上司であれば、順番に集まる情報は、絶妙なさじ加減で「相手に応じた使い分け」をしてきたでしょう。

【AI部長の便利な側面/光】
AI部長の頭脳はクラウド上に存在するため(そもそも存在するのか疑わしい!)「部長端末」さえ増設すれば、担当者は「好きな時」に「好きな場所」で報告できます。

しかも、全ての「部長端末」はクラウド上で同期されるため、社員が報告した内容は、瞬時に別の「部長端末」に反映されます。

これだけで、社員の負担はかなり軽減されますね。上司スケジュールの確保に、もう右往左往する必要はありません。

ついでに言えば「忖度」「裏読み」「アフター5のお付き合い」も、AI上司には不要でしょう。

【AI部長の便利すぎる側面/影】
全ての「AI部長」がクラウド上で同期されるなら
・部下から報告を受ける「AI部長」
・社員を前に講和する「AI部長」
・顧客と交渉する「AI部長」
・社長に状況報告する「AI部長」
が同時に存在する状況が生まれます(3次元同時存在)。ヒトとAI上司の「情報格差」は凄まじいものになるでしょう。私たちは、一気に情報弱者になってしまいます。

※複数の人物から、違う場所で、同時に話を聞く「取り調べ効果」【プレゼン①俺の話を聞いておけ/Boss3

国内各支店や海外ブランチにいる営業部長も、「同一人格」の方が組織にとって好都合。しかもAI部長は言語に堪能で、いちいち翻訳する必要がありません。

この先、どこか一支店でも中間管理職のリプレイスが始まれば、「AI部長」化は一気に進むでしょう。この流れを止める術は、もう無いかもしれません。

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