人生には様々な「選択」があります。
進学や就職といった大切な分岐点ではもちろん、日常生活のあらゆるシーンが「選択」の連続です。
そろそろ「素敵な選択肢」はじめてみませんか?
選択には、その人が持つ「世界観」の大きさや、「未来へ向かおうとする力」の強さなど、人の器や力量が素直にあらわれます。
あなたが日々量産している無数の「選択」は、この先、あなたをどんな未来に連れていくのでしょう?
選択の幅(世界観)を大きく広げ、自分が描いた「未来予想図」に向かってワクワクしながら舵を切っていくことで、人生の到達点は大きく変わります。
素敵な選択ライフに切り替えるスイッチを、これから「3つ」ご紹介します。(序章【選択の魔法】3つの法則)
そろそろ、堂々と「素敵な選択肢」はじめましょう。
目次
1「600キロ先の映像」が頭に浮かんだ日
このエピソードは、以前私が2~3年で全国転勤を繰り返していた時の話です。
それは、何回目の異動の時だったでしょうか。自分の身に、ある「不思議な出来事」が起こっている事に気がつきました。この時をきっかけに、その後は転勤の都度「同じ出来事」が繰り返し起こるようになりました。
ある日のこと。疲れて仕事から帰る途中、電車に揺られてボーっとしていると、突然頭の中に鮮明なイメージが浮かんできました。
そこは、とある駅のホーム。辺りの様子や構内に流れるアナウンス、そして家族を連れて歩く姿が、妙にリアルに、何度も繰り返し浮かんできたのです。
そなんことが続いたある日。何度目かの転勤が決まり、家族と関西に引っ越すことになりました。
引っ越しのバタバタですっかり忘れていましたが、まだ小さかった子供たちを連れて降り立った駅のホームは、数週間前、頭に浮かんだまさにその駅だったのです。
「選択」という行為と、その後の「一見何の脈絡もない出来事」との間に、一定の法則があることに気づいたのは、長年のこうした現象がきっかけです。
なかでも、私たちが普段「何気なく」「無意識に」している「選択」には、良くも悪くも、人生を左右する大きな力が秘められています。
2「些細な選択」にフォーカス(法則1)
私たちは、日々様々な「選択」をしています。
中には、人生がかかった「大切な選択」もありますが、そのようにハッキリ意識して「選ぶ」場面は、むしろレアケースかもしれません。
日常では、ほとんど「何気なく」「無意識に」選択しているからです。
そして、この「何気ない選択」は、時にハプニングを引き寄せます。
なにしろ、自分で「選んで」おきながら、本人にはその意識が無い。「原因」となる種を蒔いておきながら、まるで「結果」だけが、突然やって来たように見えるのです。
転勤の都度起こった「一見不思議な出来事」は、まさに、この「からくり」が作用していました。
振り返ってみれば、仕事中にしていた数々の「何気ない」「無意識な」選択が、転勤という結果を、自分に引き寄せていたのです。
新天地の映像は、その過程で無意識に頭に蓄積されたのでしょう。
この世界に起こる現象は「因果応報」。ヒトが日々量産している無数の「選択」は、本人にその意識が有ろうと無かろうと、そのヒトの「有り様」を形成し「人生の進路」を決定づけています。
逆に言えば、これまで「何気なく」「無意識に」流していた「些細な選択」に、これからきちんとフォーカスすれば、人生の到達点は大きく変わります。
3、素敵な選択肢(A or B)
「素敵な選択肢」最初のお題は、温泉旅行のワンシーンから。こんな「旅の1コマ」にも、大事な「選択」が隠されている、というお話です。
Q1:(A or B) あなたの選択は?
高級旅館で名高い温泉宿に到着したら、スタッフはみな団体客にかかりきり。残念ながらあなたは、玄関で少し待たされてしまいます。
「旅全体の印象」や「今後のテンション」を左右する、重要な分岐点のシーンです。
序盤にありがちなハプニングですが、驚くことに、同じ状況に置かれたにも関わらず、ふたりの「感じ方」「受け止め方」は180度違っています。
4「選択の幅」を広げよう(法則2)
選択には、部屋のグレードを選ぶように、①決まった「選択肢」の中から選ぶタイプと、この例のように、②特定の「選択肢」が決まっていないタイプ、の2種類が存在します。
②のように、物事をどう受けとめ(INPUT)、相手にどんな「態度」や「言葉」で接するか(OUTPUT)、これもれっきとした選択です。というより、これぞ選択の醍醐味!
というのも、このタイプは、自らの内面(脳や心)に起因するため、自分次第で「素敵な選択肢」を創り出し、その後の「流れ」を一変させることが出来るのです。
Aの彼は、最後まで「ワクワク」しながら旅を楽しむでしょう。一方Bの彼は、ここから「イライラ」を増幅させて過ごします。
日常から離れたせっかくの旅行。本音は誰もが「ワクワク」したいハズなのに、旅先でも結局「イライラ」を選択してしまう。これが、多くの人がハマっている現実です。
【B】の反応は期待の裏返し。仕方ないかもしれませんが、自分が振り出した「マイナス感情」は、そのまま女将やスタッフにも伝染します。自分の感情どおりの不愉快な「現実」をつくり出していくでしょう。
今度は、少し視点を変えてみます。
Q2:2つの選択肢を「絵」として客観的に眺めた時、「心地良さ」を感じるのはどちらでしょう?
自分が物語の「当事者」でなくなった瞬間、受け止め方がまるで違ってきませんか?
かたくなだった自分も、自然に「こだわり」から解放され、冷静に全体を俯瞰しているかもしれません。
つまり、イライラが既定路線だった人も、こだわりを手放したとたん「慌ただしい中、気持ちよく出迎えてくれた女将に感謝する」という、これまで想像もしなかった「別次元の選択肢」が見えてくるのです。
「選択の幅」が広がった瞬間です。
5「心地いい」を堂々と(法則3)
日常は選択の連続。その都度立ち止まって「どちらにするか」じっくり悩む暇はありません。
そこで、どんな時でもオールマイティに使える、自分なりの「選択のよりどころ(Selection criteria)」を、1つ持っていると便利です。
「よりどころ」は、場面の数だけ候補がありますが、それぞれに共通する公約数をあぶり出すと、「心地良さ」というシンプルなキーワードが浮かんできます。
この「心地良さ」。上手く使えば万能な「よりどころ(criteria)」として機能してくれます。
ただし、短絡的な解釈に要注意!「心地いい」は「易き(やすき)に流れる」ことではありません。
例えば、ダイエット中に「目の前のスイーツをほおばる」という選択肢はどうでしょう。目先の快楽が得られるため、一時的には「心地良く」感じるかもしれません。
しかし、それは後味の悪い「心地良さ」。「後ろめたさ」と表裏一体なのは、自分が一番良くわかっているハズですね。
ここで言う「心地良さ」は、シンプルに「生き方」に関するもの。
ヒトは、誰もが自分で描いた「理想」や「未来予想図」を持っており、その「絵姿」は自分しか知りません。そこに向かって舵を切ること、そこにつながる選択をすることが、自分の脳が感じる本来の「心地良さ」です。
選択の極意は「”心地いい”と感じる方を、堂々と選ぶ」こと。
私たちの脳には「心地良さ」を感じる、ごまかしの効かない機能が備わっています。
つまり、①素の自分が描く「理想の生き方」にかなう選択で、かつ②「人の道」に沿った選択にのみ、脳は「心地良さ」を感じるのです。
逆に言えば、①他人から「押し付けられた生き方」や、②人の道に反する選択には、どう取り繕っても「心地良さ」は感じません。
このため「心地いい」と実感できれば、自信を持って「堂々と」選べます!
文字にするとシンプルなのに、現実はなんとかけ離れていることか。これから「選択の魔法」の用法・用量について、ご紹介していきます。
6「選択の魔法」3つの法則
選択には、その人が持つ「世界観」の大きさや、「未来へ向かおうとする力」の強さ、すなわち、人の「器」や「力量」が素直にあらわれます。
私たちは、自分の未来をどう生きたいか、それぞれ「理想の生き方」があるはずです。
にもかかわらず、現実は、ネガティブな思いグセ、流行りのメソッド、巷に溢れる情報に振り回され、自分が描いた「未来予想図」とかけ離れた「選択」を、毎日繰り返しているのです。
この世界に起こる現象は因果応報。あなたが日々量産した無数の「選択」が、あなたを理想の人生から遠ざけている「原因」だとしたら..?
これから選択の魔法「3つの法則」をご紹介します。
選択の幅(世界観)を大きく広げ、思い描いた「未来予想図」に向かって舵を切っていくための「普遍的×合理的」な法則を集めました。
夢を叶える「選択の魔法」。そろそろ、素敵な選択ライフに切り替えましょう!
選択の魔法「3つの法則」